ヘトヘトです、@SHARP_JP です。前にも同じ書き出しをしたような気がするが、そんなことかまっていられないほど疲労困憊である。コラムの内容が被ろうが知ったことかとうめきながら続ける。
濡れ落ち葉のように疲れ切って帰宅した時、私には無意識にとってしまう行動がある。いきなり歯磨きをしてしまうのだ。手洗いうがいをすっ飛ばして、食事も済んだことにして、しゃこしゃこ歯磨きをしている自分を鏡の中に発見するたび、いよいよ危機感をおぼえる。
その奇行の理由など考えるまでもなく、私の身体が一刻もはやく寝たいと欲しているからだろう。朦朧とする意識の中、休息への意思だけはくっきり機能し、最後の力を振り絞って、私を布団へ移動させようとしているのだ。なんとも健気で、自分で自分の意識を愛おしく感じてしまう。
しかし私はいま、その健気さを振り切って、寝落ちをギリギリ掻い潜りながら、この文章を書いている。私は私の身体を裏切りながら、これを書いている。疲れた。寝たい。休みたい。しかし終わりは見えていない。私はいつ眠れるのか、見通しすら立っていない。
そこにある整体院(ma5ak42u 著)
そこに追い打ちをかけるように、ぐっすり眠るマンガを読んでしまった。しかも眠っている間に心身ともに整体の施術を受けられるという、夢のような睡眠である。文字どおり夢だから、睡眠整体なんて幻なんだけど。
それにしても睡眠はすごい。ぐっすり寝て起きたら、たいていの疲れはたいてい回復している。疲労困憊時はなにをもってしても睡眠を優先しろという、私の身体の司令も的確すぎるのだろう。寝てもお前が疲労困憊になってしまう根本の理由は解決しないじゃないかという呪詛さえも、ぐっすり眠ったあとではなんとか立ち向かう気力が湧いてくるのだ。睡眠はすごい。
なので寝ます。おやすみなさい。またあした。